原   口(ハラグチ)

解説

諸国にこの地名ありて数流の氏を起こす。

 

国土基本地図に36ヶ所あり。

特に近畿以南に多い。

尚、福岡県田川郡香春町、同県浮羽郡浮羽町、佐賀県多久市、

熊本県阿蘇郡一の宮町、同県菊池郡合志町、同県玉名郡菊水町、

大分県宇佐郡院内町、同県宇佐市、同県下毛郡三光村、宮崎県

東県郡のは「ハルグチ・ハルクチ」と読む。

但し、熊本市、大分県竹田市、大分県玖珠郡玖珠町、同県庄内町、宮崎県宮崎郡、同県西都市のは そのまま「ハラグチ」と読む。

 

1、清原氏族 豊後の名族にして、筑後国生葉郡原口村より起るか。豊後清原系図に

     「古後為言−左近将監言助−通村(原口四郎)」とあり。

     又、図田帳には「玖珠郡本郷云々、原口四郎通村」とあり。

2、豊前の原口氏 宇佐郡の名族にして、天文の頃、原口次郎あり。

3、藤原姓 肥前の名族にして、神崎郡原口より起こると云う。鎮西要略 暦応元年條に

     「肥前国住人 原口十郎三郎、山浦定恵坊、石動彦三郎等?封境を掠められ宮方に属す」と

     あり。

     又、深堀文書 暦応二年のものに「原口六()郎三郎、同庶子等跡、神崎庄 伊倉次郎跡」と

     あり。

4、他


* 「ルーツ発見・名字の由来」のトップページに戻る