政宗ら手柄の進言約束

松山藩主弟、夏の陣活躍

2016/3/29 08:01

 

伊達政宗らが松平定実に宛てた書状。松平定実の大坂夏の陣での活躍などが記されていた=28日、松山市

戦国武将伊達政宗らが、松山藩初代藩主の弟・松平定実の大坂夏の陣(1615年)での活躍ぶりを記した書状8通が、
松山市にある定実の子孫宅で見つかり、28日、郷土史研究団体・伊予史談会が発表した。
徳川家康から軍令違反を問題視された定実に対して功績の進言を約束するという内容もあった。
鑑定した伊予史談会の井上淳常任委員は「『家康様に尋ねられれば申し上げる』などと約束を取り付けたことで、
定実が事態の打開を図っていた様子がうかがえる」と話している。
書状の存在を示す記録はあったが詳細は不明だった。

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